錆止めには色々な種類がある
錆止め塗料にはいろいろな種類がありますが、錆止め塗料としての性能や使いやすさはどうなのでしょう??
鉄部の美観を長期的に保つ為に重要な錆止め塗料について3種類の錆止め塗料を比較してみました。
結論から言いますと、錆転換材と錆止め塗料の組み合わせが一番(2度塗りなので当然ですが…)次は錆転換剤という結果となりました。
塗装をする物の材質や状況にもよるのでしょうが、錆転換剤は浸透性が高く塗りやすさもダントツでした!
実際に錆止め効果を比べてみた結果
弱溶剤:揮発性の低い(溶解力の低い)塗料用シンナーで希釈可能なもの。
強溶剤:揮発性の高い(溶解力の高い)シンナーで希釈可能なもの。
転換材:錆を黒ザビに変換して錆の進行を抑えるもの。
どのような試験をしたのか
こちらは試験前の表面のメッキを落としたもの…
サンダーで表面を薄く削りブリキの素地を出して錆が発生し易いようにしています。
わざと錆を発生させました。
屋外にて放置しましたが錆の発生を促すために時々塩水をかけて時間を短縮しています。
ここまで錆が発生するのには気温などにも左右されますが、大体10日間くらいかかります。
下側の2箇所は転換剤を塗ったもの。
浸透性が高いのが分かります。
まとめ
鉄部塗装は下地処理も大変重要ですが、現場に合った錆止め材の選定が重要になります。
現在の錆の進行状況や現場の状況(屋内、屋外、沿岸部など)またはご予算によって使い分けておりますので是非ご相談下さい。