八千代市H様邸は築25年が経ちましたので今回はバルコニーのFRP防水改修工事を行いました。
通常、FRP防水の改修工事では既存のFRP防水層の上に新たにFRPの防水層をかぶせて
耐久性を向上させるやり方が一般的です。
FRP防水とは…
FRPは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称で、ガラス繊維などの強化材で
補強されたプラスチックを意味します。(現在のユニットバスなどにもFRP製の製品が使用されています。)
FRP防水は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、その混合物をガラス繊維などの
補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。
防水層は軽量かつ強靭、耐熱性・耐食性・耐候性などに優れている特徴をもっています。
防水工事の施工風景です。
床面との密着をよくするためにプライマーを塗布していきます。
ガラスマットを寸法に合わせて切り、敷き詰めたのち樹脂を塗布し密着させます。
その際、脱泡ローラーで間に入り込んだ空気を抜きます。
最後にガラスマットや樹脂を保護するためのトップコートを塗り完了となります。
作業時間は3時間程でとてもきれいな仕上がりとなりました。
施工中や施工直後はFRP特有の臭気や仕上げのトップコートの溶剤臭がしますので、ご了承下さい。