八千代市のK工場は足場の仮設が終わりましたので、外壁の塗装前
検査を行いました。
外壁はALCと呼ばれる軽量気泡コンクリートで出来ています。
この外壁で出来た建物は工場などに多いですが、地震などで
建物が揺れるとALC板もわずかに動き、建物の大きな破損を防止
しています。
しかし、時にはALC板がゆがみを吸収出来ずにひび割れを起こしたり
時にはALC板の欠落・欠損という被害を起こします。
クラックスケールでクラック(ひび割れ)の程度を調べます。
規定以上のひび割れにはマーキングとナンバリングをして
後日補修します。
この部分はひび割れに見えますが、ALC板の端っこが割れて
かろうじてシーリング材で貼りついている所です。
このような箇所は剥離部分を撤去して、専用の補修材で
成形して本来の形に戻します。
下地の調査とその後の下地処理を適切に行うことで塗装後の美観
や耐久性が大きく向上します。
外壁塗装はただ塗るだけではありません。
5年後、10年後を見据えて正しく丁寧な作業を心がけたいですね。