当社にも屋根を点検して見積りを出して欲しいという依頼が良くあります。
詳しく尋ねると…
「無料の屋根診断をしてもらったが、屋根がかなり傷んでいるようで下地の木材も腐っているから、
屋根を葺き替えないといけないといわれ、さらに見積もりが高額だった」との事。
完全に怪しいですね…
ですが、言葉巧みに説明を受けるとお客様も「大変だ!すぐに修理しなくては!」
となりかねないのです。
当社が点検にお伺いすると…
大屋根の棟板金が二カ所ほど浮いていました…
上方向にすごい力がかかったようですね。取り合い部分のシーリングの切れ目も真新しいですね。
二番目の釘はしっかりと付いているので棟板金に折れ目が付いています。
まるで無理やり引っ張ったかのよう…??(想像ですが)
もう一カ所は…
これまた強い力がかかった様子で貫板が割れていました。
割れ目も綺麗な色をしてます。
最近折れたような…??(想像ですが)
↓ こちらはまた別のお客様
やはり無料点検で貫板が腐っていると言われたそうですが、釘が抜けているのはここの連続した3本だけ…
釘頭が変形して怪しいです。
小さなバールでもかけたのかな…??(想像ですが)
棟板金を取り外すと…
貫板は一般的な住宅に使うものよりも厚く丈夫なものが使われていました。
ハウスメーカーさんのこだわりが感じられます。
当然ながら、腐食も無く、しっかりしていました。
このような悪徳業者が定期的に回ってきます。
・大体は遠方の業者です。
・下から見えない箇所を指摘してきます。
・見積りが相場よりも高額です。
・すぐに契約すれば大幅値引きをすると言うことがあります。
屋根や床下など普段見えない箇所ほど信頼できる人、業者さんに見てもらって下さい。
そしてリフォーム業界の汚点となる悪徳業者は業界全体に迷惑をかけていますのでやめて下さい。
もし、契約をしてしまってもクーリングオフという制度があります。
電話をしてもつながらない、クーリングオフは出来ないと言われることが多いようですが、クーリングオフは
書面で行うのが基本ですが、メール、FAXでもクーリングオフが認められます。
おかしいなと思ったら「消費者ホットライン」や「公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター」へ
連絡して下さい。