相変わらず風の強い日が続きますが、八千代台西のM様邸の進捗状況です。
3日目の今日はシーリングの打替えと下地補修です。
特に南側のサッシ廻りはシーリングの劣化が顕著で、これでは雨が染み込んでしまいます。
ALCボード(ヘーベルパワーボード)の外壁は水に弱く、長期的に雨水がかかるとボロボロと
崩れてしまうほど強度が無くなりますので、シーリングと塗装はこの外壁の生命線と言えます。
この部分はもともとシーリングが薄かったのも劣化を進行させた原因だと思います。
改修工事ではサッシ廻りは増し打ちとすることが多いですが、今回は奥まできっちり充填するためにあえて撤去しました。
サッシやALCボードを傷つけないように、時間をかけて慎重に作業しました。
しっかりとプライマーと塗布して、シーリング材を奥までしっかりと充填すれば安心です。
そして、シーリングはウレタンシーリング(PU9000typeNB)を使用しましたので、さらに塗膜で保護する必要があります。
こちらの玄関脇の欠損はおそらく荷物か何かをぶつけた跡でしょう…
ミラクファンドで段差を埋めて、さらに凸凹のパターンを付けておきました。
また、外構の外階段のささら部分にもひび割れやコーナーの欠損がありましたので、
同様にミラクファンドで補修をしました。
改修工事はただ塗るだけではいけません。下地処理などの細かい作業こそ大事にしてこそ10年後に違いが表れます。
特に、入口や玄関廻りは建物のいわば「顔」ですので綺麗に仕上げたいですね。