耐久性を考えるならシーリング材にもこだわりましょう
外壁塗装工事には、塗装以外にも大切な工程があるのをご存知ですか?本当の意味で建物を雨風から守るために地味ではあるが「大切な仕事」
それがシーリング工事(シーリング)です。
シーリングとは、外壁材のジョイント部分に見られるゴム製の目地材です。シーリングの役割は地震による外壁の動きに対応してその力を逃す役目と防水性と気密性を保つ役目を果たしています。
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【原因】プライマーの塗り忘れ、塗りむら
(プライマーとはシーリングを充填する前に塗り、接着性を向上させるものです。)
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【原因】経年劣化
シーリング材は時間が経つと硬くなります
一般的なシーリング材には、柔らかく形を変えやすい「可塑剤」が入っています。これは、作業性を向上させる目的であり、可塑剤の多いシーリングは歳月が経つにつれ硬くなります。
ゴムが硬くなるのは致命的で切れや劣化の発生を促進させます。時間が経った輪ゴムが簡単に切れたりするのと同じ理屈です!
シーリング材によって耐久性が違います。
耐久性とは、伸縮を繰り返す外壁材に対する追随性のことです。シーリング材の耐久性はJIS(日本工業規格)によって区分されています。数値が高いほど高耐久性です。
シーリング材によってこの数値は違うので、注意が必要です!
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1. 既存シール撤去作業
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2. シーリング充填中
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3. ヘラならし作業中
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4. シーリング完了
最近ではサイディングにより建てられる家が多く、このサイディングのつなぎ目には必ずシーリングが施されています。
ですので、サイディングの家を外壁塗装する際はシーリングの打ち替えを一緒に行うことが多くなります。
このサイディングを放置したままにしていると、風雨が侵入する原因となり、壁面だけではなく、建物の構造自体の劣化を招くことにもつながります。
また、害虫の侵入の原因となるケースもあるようです。早めの修繕を心がけてください。